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よくわかる!技術解説 環境技術分野

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わかる!循環型社会の合言葉「3R」 メニューをスキップ

1 日本の廃棄物の現状

日本は、豊かで快適な生活を求めたがため、大量生産・大量消費・大量廃棄といった社会になり、その結果、年間約4.5億トンという膨大な量の廃棄物が排出されています。せまい日本では、廃棄物の最終処分場(ごみの埋立場所 )も限られており、すぐ満杯となると考えられています。そのため新聞やテレビなどでよく話題に上りますが、不法投棄もおこり、それによる環境汚染も問題となっています。さらには、使い捨てするばかりでは将来的に有用資源(石油や希少金属など)の枯渇も心配されます。ひいては、経済活動が制約されたり、生産の規模を縮小しなければならないことになるかもしれません。

廃棄物の再生利用や再資源化を進めて、天然資源の消費をできるだけ少なくし、環境への負荷をできるだけ少なくした社会、いわゆる「循環型社会」にすることが大切です。

廃棄物の排出量の推移(グラフ)。平成16年度環境白書より。

家庭や事務所などからだされるごみは、「一般廃棄物」といわれ、平成13年度ごみの排出量は、5,210万トンで東京ドーム約140杯分にもなります。工場や建設工事など産業活動からだされるごみは、「産業廃棄物」といわれ、平成13年度は約4億トンでした。双方とも横ばいで減少傾向が見られません。

廃棄物の内訳。一般廃棄物:家庭などから出される一般廃棄物は、容積から見ると約60%が包装容器です。そして、総排出量の78%が焼却処理をされていて、資源として再利用されているのは15%にすぎません。産業廃棄物:減量化(脱水や乾燥で重量を減少する)や再生利用で最終処分量は10%程度。減量化 17,500万トン(44%)、再生利用 18,300万トン(46%)、最終処分 4,200万トン(10%)。
不法投棄の件数及び量の推移(環境省調査)

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2 循環型社会と3R

まずはごみの発生を抑制する、次にビンや衣料などくり返し使用する、そして廃棄物を資源として再生利用する。このようにして、ごみとして処分する量を減らし、物質が循環するような社会が「循環型社会」です。循環型社会の合言葉として、「3R」(スリーアール)があります。3Rとは、Reduce(リデュース)、Reuse( リユース)、Recycle( リサイクル)の3つの英語の頭文字をとったものです。

循環型社会のしくみ(フロー図)

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3 循環型社会にするためのいろいろな法律

循環型社会にするための、いろいろな法律が続々と定められています。循環型社会形成推進基本法は、その基本的なしくみを示したもので、3Rもその中で取り上げられています。また、廃棄物の排出者責任をはっきりさせ、生産者の3R取り組みを促進させています。

3Rに関する法律。環境基本法、循環型社会形成推進基本法、廃棄物処理法、資源有効利用促進法。個別の規制として、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、建設資材リサイクル法、食品リサイクル法、自動車リサイクル法が定められている。

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4 日本のリサイクル事情

リサイクル法の対象としては、包装容器、家電、建築資材、食品、自動車などがありますが、包装容器の関係を取り上げますと、対象は次のように缶、ガラスびん、紙、プラスチックなどです。缶やガラスびんのリサイクル率は高いのですが、紙とプラスチックはまだまだ低い状況にあります。特にプラスチックについては、マテリアル、ケミカル、サーマルと3つのリサイクル方法があります。

包装容器のリサイクル率(平成14年度実績)
品目 総重量(万トン) リサイクル量(万トン) リサイクル率(%)
スチール缶 95 (消費量) 82 86
アルミ缶 30 (消費量) 24 83
ガラスびん 169 (生産量) 141 83
3093 (原料) 1850 60
プラスチック 1385 (生産量) 541 55
プラスチック製品のリサイクル率(平成14年度)。生産量1385万トン、廃棄量990万トン。廃棄されたうち、15%をマテリアルリサイクル(再生利用)、3%をケミカルリサイクル(油化、ガス化)、37%をサーマルリサイクル(各種燃料)。17%は焼却し、28%を埋め立て。

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5 3R技術とは

日本は国土がせまく廃棄物の処理地に制限があるなどの理由により開発が進み、その結果として3R技術については世界のトップレベルにあります。しかし、技術を開発し、設備を入れて実用化するとなると多額の費用がかかるという問題があります。従って、国も積極的な支援を行っています。

次に、3R技術の具体的な例を3件紹介します。

1) 建築廃材リサイクル技術

廃木材のチップと廃家電に含まれるのプラスチックで、水に強い合板を開発しました。

建築廃材リサイクル技術。建築廃材と廃家電プラスチックを原料に水に強い合板を開発。

2) 都市ごみ焼却灰リサイクル技術

廃木材のチップと廃家電に含まれるのプラスチックで、水に強い合板を開発しました。

都市ごみ焼却灰リサイクル技術。焼却灰に石灰石などの補填原料を加え加工し、エコセメントを作る。加工途中で回収された重金属(銅、鉛、亜鉛など)も精錬工場へ送られ、再利用。

3) 古紙のリサイクル技術

低級古紙から発泡スチロール代替材を開発しました。

古紙のリサイクル技術。紙に再生できない低級古紙を加工し、発砲スチロールの代替材に。

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